7月10日(水)より、2014年モデルのKX65、KLX110L、KX250F、KX450Fが発売される。それぞれサイドとフロントのカラーグラフィックが変更され、シンプルで洗練されたデザインでKXシリーズのイメージの統一が図られている。カラーバリエーションはライムグリーンのみ。いずれも公道での走行は一切不可となっている。


KX450F

2013年モデルからの大きな変更としては、ユニトラックリヤサスペンションの改良が挙げられる。スイングアーム下にリンケージマウントを設置し、またデュアル圧縮機能を設けることで高精度なサスペンションセッティングを可能としている。シリンダータンクにはカシマコートを採用し作動性の向上を図り、乗り心地の向上と減衰性能、踏破性能の向上を追求している。加えてハンドルバーをレンサル製とし、ハンドルグリップには新素材を採用することで握りやすさを向上させている。

フロントフォークには、バネの代わりに空気圧で調整を行なうニューマチックスプリングフォークをより熟成させ採用。この技術によって、バネを使用した以前のフロントフォーク機構に比べ、作動性能の向上と大幅な軽量化が図られるとともに、より自由度の高いセッティングが可能となっている。またカプラー交換のみで簡単に3種類のECU(エンジン電子制御機構)のセッティング切り替えが可能なDFIカプラーも、前年モデルから引き続き採用。またオプションパーツとしてKX FIキャリブレーションキットも用意されている。さらに、トラクションが低い状況下でのスタート時に、フューエルインジェクションの制御マップが切り替わってライダーのスタートをサポートする、ローンチコントロールシステムも採用されている。

ハンドルポジションは、ハンドルマウント位置とハンドルホルダーを変更することで4パターンのポジションを選択可能。ステップ位置は、アジャスタブルステップにより2パターンのポジションが選択できる。

カワサキの最高峰モトクロッサーとしての高い性能とライダーのサポート機能を多く備えたモデルとして仕上がっている。

全長×全幅×全高 2,180mm×820mm×1,275mm
軸間距離 1,480mm
シート高 955mm
車両重量 112.5kg
エンジン 水冷4ストロークDOHC4バルブ単気筒・449cm3
ボア×ストローク 96.0mm×62.1mm
燃料タンク容量 6.2L
タイヤサイズ (F)80/100-21 51M (R)120/80-19 63M
価格 87万9,000円
発売予定日 2013年7月10日

KX250F

全日本モトクロスやAMAで多くの実績を残すKX250F。2014年モデルのKX250Fでは新たにローンチコントロールモードが搭載された。これはボタンを1つ押すだけで、レースで重要なポイントとなるスタートダッシュを強力にサポートしてくれる機能で、KX450Fにも搭載されている。

2013年モデルから継続採用された部分としては、DFIカプラーが挙げられる。これはフューエルインジェクションの制御マップに初期設定されている、スタンダード、ハード路面用、ソフト路面用の3種類のマップ設定を、付属のDFIカプラーを使用することにより簡単に切り替えることができるというものだ。オプションパーツとしてKX FIキャリブレーションキットも用意されている。

フロントフォークにはセパレートファンクションフロントフォーク(SFF)タイプ2を採用し、バルブセッティングを変更。このフロントフォークの特徴は、左側フォークチューブにダンパーアッセンブリを、右側フォークチューブにスプリングを別々に備えることでスムーズな作動性と減衰性能を追求していることが挙げられる。分解作業やカラー、特殊工具等を使用することなく、プリロード調整、車高調整がより簡単に行なえるのもオーナーにはうれしい機能といえる。また、ユニトラックリヤサスペンションも改良され、高レベルのサスペンションセッティングが可能となっている。

エンジン性能面ではデュアルインジェクターを採用した燃料供給方式により、ダイレクトな吸気が可能となり、全回転域でのパワーの向上が追求されている。スロットルバルブ下流にはダウンストリームインジェクターを、エアボックス付近の上流にはアップストリームインジェクターが配置され、スムーズで鋭いレスポンスと、とくに高回転域での性能向上に貢献している。

車体にはスリムで軽量なアルミ製ペリメタフレームを採用し、軽量化と快適性アップを図った。スイングアームは鋳造フロントセクションとハイドロフォームで成形されたテーパー形状のメインパイプ、鍛造チェーンアジャスターで構成されており、部品の点数が減ることによる軽量化、および剛性アップが追求されている。

各パーツにカワサキの技術力が集められ、ユーザーの求める性能と使い勝手のよさが上手にバランスされたKX250F。さらに上を目指すレーサーの期待にも応える仕上がりとなっている。

全長×全幅×全高 2,170mm×820mm×1,270mm
軸間距離 1,475mm
シート高 945mm
車両重量 106.2kg
エンジン 水冷4ストロークDOHC4バルブ単気筒・249cm3
ボア×ストローク 77.0mm×53.6mm
燃料タンク容量 6.1L
タイヤサイズ (F)80/100-21 51M (R)100/90-19 57M
価格 73万5,000円
発売予定日 2013年7月10日

KLX110L

キッズの入門用から大人のミニモト遊びまで幅広く楽しめるKLX110L。採用しているバックボーンフレームの剛性を追求し、オフロードでのスポーツ走行に対応させており、さらに変速方式は4速ミッションとマニュアルクラッチを採用しマシンを操る楽しさを味わえる。始動はセルとキックの両方を備え、エンジンは全回転域で力強く扱いやすい出力特性となっている。体重70kgまでとライダーの乗車制限はあるが、大人でも十分楽しめるパフォーマンスを備えている。2014年モデルの変更点はカラーグラフィックのみとなる。

全長×全幅×全高 1,560mm×650mm×990mm
軸間距離 1,075mm
シート高 730mm
車両重量 76kg
エンジン 水冷4ストロークOHC2バルブ単気筒・111cm3
ボア×ストローク 53.0mm×50.6mm
燃料タンク容量 3.6L
タイヤサイズ (F)2.50-14 4PR (R)3.00-12 4PR
価格 25万9,000円
発売予定日 2013年7月10日

KX65

6速ミッションを装備した本格キッズモトクロッサー・KX65。車体にはセミダブルクレードルフレーム、伸側減衰力の調整機構を備えた前後サスペンションを採用し、フロントフォークはホイールトラベル210mmを誇るインナーチューブ径33mmのテレスコピック式とするなど、性能と扱いやすさの両面に重点を置いた作り込みとなっている。高い志を持つキッズレーサーの実力に見合うマシンだといえるだろう。乗車制限は体重55kg以下。2014年モデルの変更点はカラーグラフィックのみとなる。

全長×全幅×全高 1,590mm×760mm×955mm
軸間距離 1,120mm
シート高 760mm
車両重量 60Kg
エンジン 水冷2ストロークピストンリードバルブ単気筒・64cm3
ボア×ストローク 44.5mm×41.6mm
燃料タンク容量 3.8L
タイヤサイズ (F)60/100-14 30M (R)80/100-12 41M
価格 29万6,000円
発売予定日 2013年7月10日