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イタリア・ミラノで開催された国際モーターサイクルショー・EICMA2016にて、現行Zシリーズに新ファミリー追加の発表が行なわれた。そのひとつがZ900である。

“REFINED RAW”と題し、INTERMOT2016でこの発表予告はされており、ついにそのベールを脱いだ格好となったZ900。車名の通りZファミリーの中ではZ1000に次ぐ排気量となっており、巷ではスーパーチャージャーを搭載するのでは?との噂も出ていたものの、系統としてはZ800の後継といった位置付けのモデルである。ちなみにカワサキは2018年から2019年にかけてニューモデル10機種、そのうち東京モーターショーでも展示されていたバランス型スーパーチャージドエンジン搭載モデルを4機種投入予定とのことだ。

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排気量を948cm3としたエンジンは、初代Z1000からの流れをくむもので、Z800と同じアルミダイキャスト製のメッキシリンダーを採用。また、オープンデッキ構造とすることで冷却効率の向上と軽量化に配慮したものとなっている。またZのコンセプトである“アクセルワークに対する俊敏なレスポンスと、スムーズなパワー特性”を追求したキャラクターが与えられているほか、クラッチには、昨今のモデルで標準装備となりつつあるアシスト&スリッパークラッチを採用している。

その他、Z1000と同じく吸気音の演出にも拘っており、エアボックスの形状は専用ルームでの音響試験を経て設計されている。またライダーが吸気音を聞き取りやすいよう、吸気口をあえて上向きにするなど、“五感を刺激する”パフォーマンスと謳われるZシリーズのキャラクターは、こういった設計姿勢によって具現化がなされている。

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フレームはZ800がバックボーンフレーム(高張力鋼管)+鋳造アルミサブフレームの組み合わせに対し、こちらも今やカワサキのスタンダードとなりつつある、新設計のトレリスフレーム(高張力鋼管)を採用している。トレリスフレームの採用は、剛性を確保しつつ大幅なフレーム重量の軽量化を実現できる利点がある。ちなみにZ900はZ800に比べ、車両重量にして21kg軽い(欧州仕様・ABS装着モデル)。もちろんフレームだけの恩恵ではないが、それだけでもより軽快なハンドリングが期待できる要素と言えるだろう。

足まわりは、前後17インチタイヤ(DUNLOP SPORTMAX D214)を履き、フロントがインナーチューブ径41mmの倒立フロントフォーク、リヤは新設計のアルミ製スイングアームにホリゾンタルバックリンクサスペンションを組み合わせている。またブレーキはフロントが300mmペダルディスク+ニッシン製対向4ポッドキャリパー、リヤは250mmペダルディスクとシングルピストンキャリパーを採用。

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また装備面で注目すべきは、新設計の多機能インストルメントパネルで、タコメーターはアナログ方式だがメーター針がデジタル表示となっている斬新なモノだ(メモリはプリント)。メーター針の表示パターンはライダーの好みに応じて3種類から選択することができるほか、ギヤポジションインジケーターも内蔵しつつ、存在を主張しすぎないコンパクトな設計となっている。

またマレーシアおよびタイ仕様にはオプションパーツを装備したスペシャルエディションが存在する。画像からのみの確認にはなるが、メーターバイザー、エンジンカバープロテクター、シュラウドスライダー、シングルシートカバー、ラジエターガード、タンクパッドとなかなかの豪華仕様で、もちろんカラー&グラフィックも特別仕様となっている。

残念ながら、現在のところ国内リリースのアナウンスはされていないが、大いに期待したいモデルである。


2017年モデル Z900 ABS (ZR900B)※欧州一般仕様

2017年モデル Z900 ABS (ZR900B)※タイ仕様






カワサキイチバン